黙示録17章に登場する「淫婦バビロン」は、終末に世界の宗教を統合して、淫行(fornication - 霊的な姦淫である偶像崇拝)に導く勢力を意味する。
「淫行」と翻訳されたfornicationは、本来、姦淫という意味を持っている。夫がいる女性が浮ついた気持ちになって、他の人を愛することを意味する。その昔、ホセアの妻であったゴメルのように、忠実な夫である神を捨てて、密かに偶像を愛し、偶像を追う者が、黙示録17章で定義している「淫婦」なのだ。
次に、終末に表示される「淫婦バビロン」とは何を指すのだろうか?キリストの花嫁である教会という名は持っているが、実際には、キリストを離れて偶像崇拝の道へ出た背教した教会
- まさにローマカトリックが「淫婦バビロン」なのだ。現在、世界のすべての宗教を統合させようとしているNew World
Religion Orderの中心本部であるローマバチカンが聖書の中で、定義している「淫婦バビロン」なのだ。
この淫婦を「バビロン」という名称で呼ぶのは、淫婦が追求する信仰が、バビロンの宗教であるからである。バビロンの宗教は、バベルの塔を建設した「ニムロデ」と、彼の母親であり妻である「セミラミス」から始まったのだ。創世記10章には、ニムロデの話が記載されているが、ニムロデはクシュが生んだ息子であり、ノアのひ孫である。聖書は、ニムロデを「権力者」であり、 「主の前で力ある猟師」と紹介している。
「主の前で」という言葉は、正確に言えば、「主に敵対( against )する」という意味である。力ある猟師の文字的な意味は、「獣を乱暴につかむハンター」という意味である。しかし、古代の戦争の英雄を「ハンターの弟子」と称えた慣習に照らしてみると、
「力あるハンター」という表現は、「残酷な戦争狂」という意味でなければならない。無慈悲な戦争で、町や都市を征服し、最初の帝国であるバビロン、あるいはバベルの塔を建設したのが、まさにニムロデである。聖書では、このニムロデは、まさに「反キリスト」を予示する最初の人物として知られている。
そして、ニムロデには、「セミラミス」という妻がいたが、本来はニムロデの母であった。その母の夫クシュが死ぬと、息子であるニムロデと結婚して皇后の力を得たと伝えられている。後日、バベルの塔を建設した出来事により、ニムロデ自身も神の裁きを受けて死ぬことになる。このように、ニムロデが死んで数年が過ぎた後、みだらなセミラミスが私生児を産んだが、狡猾なセミラミスは人々に、この子はニムロデの生まれ変わりだと紹介したという。その子の名前がタンムズです。その後、バベルの塔を建設したニムロデは、太陽の神バアルとなり、セミラミスは月の女神イシュタル
(
Ishtar )に、息子であるタンムズはニムロデの生まれ変わりである太陽の息子として仕えられるようになるが、彼らがまさにバビロンの信仰の中心である。
バベルの塔を建設したことで知られるタンムズと彼の妻であるセミラミス、後日、彼らが太陽神バアル( Baal )と月の女神イシュタル( Ishtar )として仕えられるようになる。 |
このバビロンの信仰は、エジプトに移ってオシリス、イシス、ホルスの神話となったが、1ドルの貨幣に刻まれたピラミッドの上にあるプロビデンスの目が、そのホルスの目である。太陽神の息子、あるいは太陽神の化身であるホルスは、フリーメーソンのシンボルにもよく登場する。彼は、まさに反キリストを予示する人物なのである。
バビロンの信仰は、カナンの地に渡り、バアルとアシェラ信仰に変わり、特にニムロデの妻であったセミラミスは、すべての女神崇拝の起源とされる。 <ギリシャ·ローマ神話>に登場するアテネ(
Athena )ミネルバ( Minerva )アプロディーテ(
Aphrodite )ビーナス( Venus )の原型として知られている人物がセミラミスである。
このように、バビロンの信仰は、キリスト教が広まっていたローマでも、古くから深い根を下ろしていたが、 AD313年コンスタンティヌス大帝がキリスト教をローマの国教と宣言しながら、自分の政治的な目的のために、教会の中に、バビロンの信仰を惹き付けている。この時から、教会はキリスト教とバビロンの宗教が合わさった不思議な形の宗教に変質されることになる。まさにこのような伝統を、ローマカトリックがこれまで継承しているのだ。
例えば、我々がクリスマスだという12月25日は本来、太陽神であるバアルの誕生日として守られた季節である。一年を通じて、弱くなった太陽が力を得るこの時期(冬至)を、バアルの誕生日と考慮したのだ。また、復活祭(イースター)を英語ではEasterというが、実際には、この用語は、月の神として知られるIshtarという名前に由来したものである。
12月25日が太陽神であるバアルの誕生日であれば、復活祭がある4月中旬が、月の神イシュタルの誕生日だったということだ。復活祭になると、教会で卵を配る風習があるが、実際にはこれも教会の伝統ではなく、
Ishtarが卵から誕生したというバビロンの神話に由来したものである。カトリックのマリア崇拝も、まさにセミラミス、あるいはイシュタルに仕えたバビロン宗教から始まったのだ。またマリアが赤ん坊のイエスを抱いている様子は、以下の図でも分かるように、セミラミスがタンムズを抱えているバビロンの宗教から持ってきたものである。そのほかにも、バチカンで使用しているいくつかの建物と象徴の中で、今も難なくバビロン宗教の痕跡を見つけることができる。
ローマのバチカンが使用している紋章の一つ。バチカン(Vatican)という言葉自体が、「神聖である」という意味を持つラテン語Vatisと、「蛇」という意味を持つCanが合わさった言葉である。神聖な蛇に仕える彼らの信仰がよく表れている。 |
バビロンの信仰で神聖とみなされる太陽の輪と、これをモデルとして造られたバチカンの広場 |
バチカンの公式印章の一つ。ここでも太陽神(光の堕天使ルシファー)を崇拝している彼らの信仰がよく現れている。太陽の中に描かれた三文字IHSをカトリックでは「救世主イエス·キリスト」を意味すると宣言するが、実際には、エジプト神話に登場するIsis、彼の息子Horus、そしてローマの太陽神であるSolを象徴するイニシャルである。 |
バビロンの神話に登場するセミラミスとタンムズ、これがエジプトに渡るとイシスとホルスの神話に変わり、ローマカトリックに渡ってくると聖母マリアと幼子イエスの姿に変わっている。 |
ヨハネの黙示録17章3節では、淫婦バビロンが「紫」と「緋色」の衣を着ていると説明している。 |
ローマバチカンの広場と建物 - 広場の真ん中にあるオベリスクは、太陽神であるバアルやオシリスの性器を、丸みを帯びたアーチ型の屋根に飾られたバチカンの建物はセミラミス、あるいはイシスの子宮を意味する。時が来れば、この二人が出会い、太陽の息子である「ホルス」が誕生すると信じているバビロンの信仰の代表的な象徴である。フリーメーソンが建設した米国の国会議事堂も、まさにこのような形で建てられた。 |
2000年エルサレムにてヨハネ·パウロ2世。イエスが山上で教訓を与えた場所で、集会を開く場面 - 彼が座った椅子に、十字架が逆さまに刻まれている。オカルトで逆にされた十字架は、イエス·キリストを冒涜する意味を持っている。 |
結論的に言えば、キリストの花嫁という名前は持っているが、密かに教会にバビロンの宗教を取り入れて、偶像崇拝を日常的に行い、この地にNew World
Religion Orderを立てるのに務めるローマカトリックがまさに聖書の中で、定義している「淫婦バビロン」なのである。
バチカンという名称は、「ウァティカヌスの丘」 (Mons Vaticanus) からとられています
返信削除いんぼうより法華経を信じ南無妙法蓮華経と唱えましょう