金正日の死後、金正恩への権力が承継される過程で、キングメーカーの役割をしていた張成沢(チャン・ソンテク)が、自分が立てた権力者金正恩から裏切られ、無慈悲な粛清の対象となっている。親子の間でも共有しないという、世界権力の属性を赤裸々に見せる事である。
近いうちに実現されることになる世界政府は、共産主義体制をそのモデルにしている。草創期の世界政府の姿は、現在の中国のように、経済的には一定の自由が許容されるが、政治的には、中央政府の指示に従う他はない一党独裁体制の姿を取り揃えるようになるだろう。しかし、このような世界政府も、彼らの指導者であるホルス(反キリスト)が、世界のすべての国を治めることができる実質的な権力を持つようになる瞬間が来ると、今の北朝鮮のような「一人独裁体制」に変化することになるだろう。
おそらく、地球上で、将来実現される反キリストの国の姿を、最も赤裸々に見せている国が、北朝鮮である。現在、北朝鮮は金日成、金正日、金正恩につながる「一人独裁体制」に反旗を挙げる人は誰でも、「政治犯」という罪で収容所に閉じ込め、無慈悲な迫害を加えている。このような北朝鮮の体制から、「主席」はなく神を「絶対者」と信じているクリスチャンが、最優先的な弾圧と削除の対象とされてきた。
将来この地に、イルミナティが夢見る世界政府(反キリストの国)が実現すれば、今の北朝鮮のように、すべてのクリスチャンたち(大患難聖徒たち)が、まさに「反体制派」
(世界政府に反対する危険人物)と呼ばれる罪で収容所に連行され、無慈悲な拷問を受け死んでいくことになるだろう。
フジTVで撮影された北朝鮮の政治犯収容所の様子 |
世界政府の長となる反キリスト(ホルス)は、自分の力に挑戦するいかなる存在も許さないだろうし、その過程で、反キリスト(獣)の擁立の手助けをすることになる淫婦バビロン(ローマ、バチカン)も、北朝鮮の張成沢のように捨てられ、徹底した粛清の対象になると黙示録17章では予測している。
「 あなたが見た十本の角と、あの獣とは、その淫婦を憎み、彼女を荒廃させ、裸にし、その肉を食い、彼女を火で焼き尽くすようになります。 」(黙示録17:16)
ヨハネの黙示録17章3節で「紫」と「緋色」の衣を着ていると説明されるローマのバチカンは、宗教の統合( New World Religion Order )を経て、世界政府(反キリストの国)を樹立させるという軸を担当することになるが、最終的に北朝鮮の張成沢のように、絶対的な権力者である反キリストに裏切られ、滅亡の道を歩ことになるだろう(黙示録17:16) |
聖書では、天国(神の国)を空間の概念ではなく、
「統治」の概念で説明している。同じ空間でも、神の御子であるイエス様が来られて世界を支配すれば、この地に天国(神の国)が実現されるのであり、逆にルシファー(サタン)の息子(化身)である反キリスト(ホルス)が、世界の権威を握る場合は、この地に地獄のような世界が広がることとなる。
金正日、金正恩よりもはるかに残酷で狡猾な反キリストが世界で権威を持って統治することになる地獄のような世界(反キリストの国)が私たちの目の前に来ているのだろう。
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