2014年7月12日

戦雲が垂れ込めるイスラエルと詩篇83編戦争


先月、イスラエルの入植地で、若者3人(パレスチナ人)が拉致され、殺害された事件を契機に触発されたイスラエルとパレスチナ間の紛争が、全面戦争に拡散する兆しを見せている。イスラエルの空襲によってパレスチナ側の人命被害が増え続けている中で、ハマスの報復攻撃にまで続き、大きな衝突を起こしている。ある家庭では、直撃を受け、家族が皆殺しにされた悲劇も発生した。


アラブ圏の衛星放送アルジャジーラなどは、10日(現地時間)、イスラエルのガザ空爆で少なくとも81人が死亡、600人以上が負傷したと報道した。


関連記事>>「イスラエルとハマスの衝突、ロケット弾攻撃で80人死亡」(ヘラルド紙)(韓国語)。 

詩篇83編には、終わりの時に起る、イスラエルと近隣諸国間の戦争を描いた言葉が登場する。エゼキエル38章と39章に登場するゴグとマゴグの戦争が、イランを中心としたアラブ勢力とロシアが連合して、イスラエルを攻撃する大規模な戦争であれば、詩篇83編に描かれた戦争は、イスラエルと国境を接する国々とおこなう、拡大した局地戦争の性格を帯びていることがわかる。

終末を研究する多くの学者は、中東で詩篇83編の戦争が先に勃発し、結局、この戦争がゴグとマゴグの戦いを呼び起こすことになると予測している。ゴグとマゴグ、ハルマゲドンの戦いと同じように、詩篇83編戦争も、イスラエルを滅ぼそうとする勢力が起こす戦争である。

詩篇83編4節には、イスラエルを滅ぼそうと集まって互いに相談する場面が登場する。 「 さあ、彼らの国を消し去って、イスラエルの名がもはや覚えられないようにしよう。」

このように、相談し合う敵が互いに連合して、イスラエルを滅ぼそうとするが、その中で中心となる国が、ペリシテと描写されている「パレスチナ」であることが分かる(詩篇83:7)。 *

現在進行中のイスラエルとパレスチナの衝突が、詩篇83編戦争、あるいはエゼキエル38章の戦争(ゴグとマゴグの戦争)につながるのかを慎重に見守らなければならない。


*現在のパレスチナの人々は、聖書当時のペリシテ人とは全く別の民族だ。しかし、彼らは、自らをペリシテ人(Palestinans)と呼び、カナンの地の所有権を主張している。





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