2014年4月21日

イースターと異邦宗教

313年コンスタンチン大帝によってキリスト教がローマの国教となり、その時点でローマに蔓延していた異邦宗教の風習が、教会の中に入ってくるようになったが、その中で代表的なのが、クリスマスとEasterと呼ばれる復活祭である。


ローマの教会がイエスの誕生日として宣言した1225日は、実際は、ローマ人が古くから太陽神の誕生、あるいは蘇生を記念する日であった。1225日は、グレゴリオ暦が使用される前は、冬至に該当する日であった。冬至とは、1年で夜の長さが一番長い日です。太陽の観点から見ると、弱くなった太陽の気勢が再び力を得る(昼の長さが長くなる)時点が冬至なのである。だから、太陽神に仕える者と冬至は、太陽神の誕生日であると考えたのだ。このように、太陽神の誕生日と見なされた1225日を、ローマの教会がイエスの誕生日に変えたのである。 <参考:クリスマス - バビロニア宗教という化合物がたくさん入ったクリスマス 韓国語> 

次に、復活祭に該当するEasterの起源は何か?イースター( the Resurrection day )を意味する正式な英語の単語はEasterであるが、実際にはEasterという言葉自体が、バベルの塔を建設したニムロデ(創世記108,9節)の妻セミラミスのもう一つの名前であるIshtarに起源したものである。

ニムロデは、後日、太陽神として崇拝され、彼の誕生日とされた1225日が、クリスマスに変身したように、復活祭とされるEasterは、女神Ishtar (セミラミス)の誕生を記念する季節だったのだ。現在、私たちが守っている復活祭( Easter )の風習の中に、直接Ishtarを崇拝していた異邦宗教の風習が残っているということだ。詳しく見てみよう。



バビロニア宗教を代表する3人、ニムロデとセミラミスそしてセミラミスが抱えているタンムズ - これらは、後にそれぞれ太陽神( Baal )と月神( Ishtar )そして、太陽神の息子、あるいは太陽神の化身であるタンムズ(エジプトではホルス - 反キリストを予示する人物)として崇拝される。



1. イースターエッグ

バベルの塔を建設した人物として知られているニムロデ( Nimrod )と彼の妻セミラミス( Semiramis )そして、ニムロデが神の裁きを受けて死んだ後、セミラミスが太陽神になったニムロデの気勢を受けて出産したと主張する息子タンムズ( Tammuz )は、バビロニア宗教の3人の中心人物である。

セミラミスは、後に月の神とも知られるIshtarとして崇拝されるようになるが、バビロニアには、次のようなIshtarの誕生神話が伝わってくる。万物が蘇生する春分が過ぎると、満月( full moon )が浮かび上がってユーフラテス川を照らす時、空から月の形状をした卵( egg )が降りてきて、ここでセミラミス( Ishtar )が誕生するということだ。

この日を記念するため、女神Ishtarの祭壇の前に卵を捧げる風習があったが、このような異邦の風習が、教会の中に入ってイースターエッグ( Easter's egg )となったのである。イースターエッグ( Easter's egg )は、女神Ishtarの誕生を記念する卵( Ishtar's egg )であった。

卵から生まれたIshtarを記念するため、Ishtarの祭壇に卵を捧げる風習が、イエスの復活を象徴する風習にまとって伝わっている。カトリックの復活祭で、卵を赤く塗って装飾することは、その昔、Ishtarの祭壇に卵を捧げたとき、子供を殺して血を受けた後、卵をその血に浸し、祭壇に上げた風習に由来するという。


2. イースターのウサギ

イースターバニーといえば、韓国の教会では見慣れない風習だが、欧米では、彩色されたイースターエッグと共に、チョコレートで作られたウサギをカゴに入れてプレゼントする風習がある。ここで使われるウサギをイースターバニー( Easter's bunny )という。春になると交尾を始めるウサギ( bunny )は、昔から豊かさ( fertility )と多産あるいはSexの象徴だった。

豊かさと多産の祝福をもたらしてくれると信じられていたIshtarを象徴する動物がウサギ( bunny )である。イルミナティが発刊している外国の有名なアダルト雑誌が、bunny girlをマスコットとして使う理由もここにあるだろう。



イースターエッグと一緒に登場するeaster bunny - 豊かさと多産(もしくはsex)の女神であるIshtarを象徴する動物である。

イルミナティが発刊している米国の有名なアダルト雑誌のマスコットがbunny girlである理由がここにある。 bunny girlが、豊かさと多産(セックス)の女神Ishtarである。



3. 四旬節( Lent

イースターの準備期間として知られる四旬節( Lent )の期間も、実際は、バビロニア宗教の3人の中心人物の一人であるセミラミスの息子タンムズと関係した季節である。

バビロニア神話によると、セミラミスの夫ニムロデが、バベルの塔を積み上げた罪で神の裁きを受けて死んだ後、セミラミスが、太陽神(バアル)となったニムロデの気勢を受けて生んだ息子が、タンムズであった。ところが、このように苦労して得た息子タンムズが、狩りに出ている間雄豚の攻撃を受けて死んでしまう。セミラミスは、国民には死んだ息子タンムズのために、40日間肉を食べずに喪に服すことを命令したが、その結果、40日が終わる最後の日に、タンムズが再び復活したというのだ。

バビロニア宗教のEasterは、実際、イエスの復活ではなく、 Ishtarの誕生とタンムズ(ホルス)の復活を記念する季節だったのだ。

Easter's pigといって、欧米では復活祭に串で焼いた豚肉を食べる風習がある。これも、タンムズを殺した豚への報復として豚を捕らえて、それを焼いて食べていたバビロニア宗教から伝来したものである。

4. 日付
  
初代教会当時の復活祭は、イエス様の十字架の出来事があったイスラエルの季節、過越祭を基準に決定された。しかし、キリスト教がローマの国教となると、イースターは、Ishtarの誕生を記念する期間である「春分後の満月の次に来る日曜日」に決められた。月を基準に日付を定めるユダヤ暦が無視され、太陽を基準に日付を指定していたローマ暦に沿って、Ishtarの誕生を記念していた季節がイースターにその名を変えることになった。 (今のイースターは、再びユダヤ人の季節(過越の祭り)に合わせて日付が決定されていることが知られている。 )


5. 結論

このように、私たちが守っているイースターには、その昔Ishtarを仕えていた異邦宗教の風習があちこちに残っていることが分かる。しかし、異邦人の風習が残っているという理由のために、教会がイースターを保ってはいけないという主張にも問題があると思われる。福音の二つの柱である十字架と復活のメッセージを、最も効果的に伝えることができる期間がイースターであるからだ。

イースターを守り、イースターの風習の中で、私たちも知らない間に位置づけられていた異邦宗教の風習を一つ一つ削除する努力が必要である。イースターの公式的な名称をEasterではなく、 the Resurrection Dayと称し、Ishtarの誕生を記念する卵ではなく、イエス·キリストの福音を伝える季節でなければならない。




<<参考>>

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