2013年8月17日

エジプトの神託


エジプト全域で起きたムルシ前大統領を支持するムスリム同胞団とムルシ政権を追放した軍•警察の間の武力衝突で大規模な流血の事態が発生している。

去る2011年'アラブの春'の影響で火がついた民主化デモにより独裁者ムバラクが辞任をすると、エジプトはアラブ諸国の中で最初に民主的な手段によって政権を交代した。しかし、執権以来、ムルシ政権の相次ぐ経済政策の失敗とムスリム同胞団の権力独占と無理に推進されたイスラム化政策に不満を感じた国民のデモのために再びムルシ政権が追放される事態が発生した。

エジプトは現在、ムルシ前大統領を支持するムスリム同胞団と市民のニーズを背負って政権打倒に先駆けた軍•警察の間の武力衝突により、これまで公式に638人が死亡、4200人が負傷したと伝えられている。専門家たちは、この流血がシリアの場合のように手に負えない内戦につながる可能性があるという警告を送っている。

*旧約聖書、特に出エジプト記のエジプトとエジプトの支配者は、神の民を抑圧する世界の国と反キリストを象徴している。現在この地にキリストの国(世界政府)を立てようと努力しているイルミナティ(フリーメーソン)の代表的な象徴がまさにエジプトのピラミッドとエジプト神話に登場するホルスという事実も、霊的な意味でエジプトが持つ象徴的な役割が何であるかを推察させる。


イルミナティ(フリーメーソン)の霊的な故郷のようなエジプトに下される判決は、将来自分たちが立てる世界の国(世界政府)に下される神の審判を予示する出来事だということができる。

そのためなのかはまだ分からなくても、イザヤ19章で、このようなエジプトの神の裁きを預言した言葉が登場している。

" エジプトに対する宣告。見よ。主は速い雲に乗ってエジプトに来る。エジプトの偽りの神々はその前にわななき、エジプト人の心も真底からしなえる。 わたしは、エジプト人を駆り立ててエジプト人にはむかわせる。兄弟は兄弟と、友人は友人と、町は町と、王国は王国と(kingdom against kingdom、政権が政権に敵対するという意味に解釈することができる。筆者注)、相逆らって争う。 エジプトの霊はその中で衰える。わたしがその計画をかき乱す。彼らは偽りの神々や死霊、霊媒や口

寄せに伺いを立てる。 わたしは、エジプト人をきびしい主人の手に引き渡す。力ある王が彼らを治める。―万軍の主、主の御告げ。― "(イザヤ19:1-4)

この言葉を見ると、神がエジプトを審判するときに、"エジプト人を駆り立ててエジプト人にはむかわせる"と述べている。その言葉がまさに現在の政権への不満によって引き起こされたエジプトの流血を描いたかのように感じられる。

イルミナティ(フリーメーソン)の霊的な故郷のようなエジプトが今、イザヤが預言した審判が下されているものであれば、これは将来神に敵対して聖徒たちを迫害する世界の国(世界政府)にどのような審判が下るかを示す予兆であるとすることができる。

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