あなたは、銀行に預けておいたお金が安全であると考えますか?リーダーズダイジェストの編集長を歴任し、未来学者でもあったLowell Ponteは、「そう考えてはいけない」と主張している。
Ponteは、先月Stephen
Cottonという人が、英国に拠点を置く大手銀行HSBCで、1万ドルを引き出そうとしたが、銀行がCotton氏の口座から自分のお金を引き出すことを拒否した事例を紹介している。
理由は何だったのだろうか?理由は、Cotton氏がお金の使い道について、満足のいく説明を銀行に提出していなかったからだというのだ。もちろん、この事件は、 Cotton氏を怒らせた。
しかし、 Lowell Ponteは、Cotton氏が銀行に預けたお金が誰の所有になるかについて知らなかったことから、この事件が発生したものと述べている。新たに制定された銀行法によると、我々が預けたお金は銀行の所有となる。私たちが実際に「所有することができるもの」は、単に「口座があるという証明書」または「 IOU (借用証書) 」だけである。
アメリカの政治家は、ヨーロッパの国々が自国民の銀行口座を奪っていることを見てきており、お金にせっぱ詰っている国会議員は、20兆ドルもの額を市民の個人年金から奪おうと試行錯誤しており、これに対する具体的な計画を盛り込んだオバマの「 MyRAプログラム」が提示されている。
Ponteは、米国と西側政府が、将来的に群がって金融危機を克服するために、外部からの「救済( bail - outs ) 」ではなく、 (顧客の金融資産を差し押さえて銀行の危機を解決するための) 「bail
– INS」 を導入することに同意していると述べている。 「政府があなたの口座資金を押収すると、あなたの資産は削除されるだろう」
これに対し、 「我々には預けたお金を保証してくれるFDIC (連邦預金保険公社)があるではないか?」 と、質問するかもしれない。しかし、 FDICが保有しているお金は、たったの270億ドルに過ぎず、これは、米国の金融危機が起きた場合確保しなければならい7兆ドルの預金のうちの1 %にもみたない額であることを知るべきである。最近、キプロスの金融危機が起こった時、預金者の口座が凍結されたことを忘れてはいけない。アメリカでも同じことが起きるということだ。
市民の財産を差し押さえようとする試みは、銀行だけで起こっていることではない。現金口座を凍結されることは始まりに過ぎない。個人年金と他の年金口座が(米国)政府の借金を清算する代わりとして浮上している。
Ponteは、2008年にアルゼンチン政府が、市民が預金していた現金に対して、27 %の価値にしかならない政府の債券に置き換えさせたことを想起させている。アメリカ人が所有しているドルも、数兆ドルもの連邦政府の負債に置き換えられる時がもうすぐ来ることになるだろう。
記事原文>> Our
Bank Accounts Are Not Safe – Video (英語)
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