2014年2月23日

ロボコップとトランスヒューマニズム




1. トランスヒューマニズム

始める前に先に、 ウィキペディアで紹介されているTranshumanismについて見てみよう。

トランスヒューマニズム( Transhumanism )は、科学技術を用いて、人々の精神的、肉体的な性質と能力を改善しようとする知的、文化的な運動である。これは、障害、痛み、病気、老化、死のような人間の条件を、好ましくなく、不必要なものと規定する。トランスヒューマニストは、生命科学と新興技術がこのような条件を解決してくれるだろうと期待している。トランスヒューマニズム運動は、利益だけでなく、危険も伴う。


トランスヒューマニズムは、記号でH + とも表記される。以前は >H が使われていた 「人間強化」 human enhancement )の同義語として使われることもある。トランスヒューマニズムは、 1957年から登場した言葉だが、 1980年代に米国の未来学者たちによって今のような意味を持つようになった。

トランスヒューマニズムの思想家たちは、人類がより拡張された能力を備えた存在で、自らを変形させることができると予言しながら、このように変形された人間を「ポストヒューマン」 posthuman )と名付けた。したがって、トランスヒューマニズムとポストヒューマニズムは、同じ意味で使われることもある。

人類を人為的に変形させるトランスヒューマニズムの見通しは、広範囲なテーマに渡って多くの支持者と批判者の間で議論を呼んでいる。フランシス·フクヤマは、トランスヒューマニズムが世界で最も危険な思想と論評しており、これに対し、ロナルド•ベイリーは、 「人類の大胆かつ勇敢で、奇抜で理想的な熱望が込められた運動だ」と反論した。<ソース>(英語)




米国のポップミュージックに登場するTranshumanism

2012Wonder Girlsもトランスヒューマニズムをテーマにしたミュージックビデオlike moneyをリリースしたことがある。


Transhumanismは、進化論的思考を持ったイルミナティが、約20年前から本格的に推進している「人間改造」あるいは「人間進化」プロジェクトである。現在人類が保有している色々な科学技術を利用して、人間の進化の過程を大幅に増進させて「超( trans)人類( human 」あるいは「次世代の人間( Post human 」あるいは「新人類( Neo human )を造り出そうとしているプロジェクトである。

Transhumanismの究極の目標は、永遠に死なずに、時間と空間の限界を超越した神人( god -man 」を創造することにある。 Transhumanismプロジェクトを通じて「神人( god -man 」となったイルミナティが、永遠に王(あるいは神)として君臨し、統治する新しい世界、 New World Orderを樹立させるということだ。

Transhumanismは、 1 )ロボット技術とナノテクノロジーと遺伝子技術を利用し、人間の物理的な能力を拡大させ、寿命を大幅に延長させようとする生命工学分野と 2 )人間の脳の中に、スーパーコンピュータと接続しているチップを移植させることで、人間の知識を無限に増やし、またその活動領域を、コンピュータの仮想空間に拡大させようという脳科学の分野に分かれて進められている。

我々がTVや映画の中で見てきた600万ドルの男、あるいは、マトリックスと呼ばれる仮想空間の中で神的な存在として君臨したNeoのような人間が実際に誕生する可能性があるという意味だ。しかし、このような利点は、イルミナティたちと共にお金と権威を所有するごく少数の人々に限定されるものである。最先端の技術( Transhumanism )を通して、神的な力を持つことになったイルミナティが、ほとんどの人々を奴隷のように支配する彼らの天国( New World Order )を夢見ているのだ。




2. 脳の中に移植されたチップ

1987年に公開され、大きな利益を上げたサイボーグ警官の映画、ロボコップのリメイクである2014ロボコップが(米で)公開された(日本では3月14日公開)。 2014ロボコップは、 2028年に軍人と警察を代替するロボットの無人偵察機が、全世界で活躍する近未来を背景にしている。全世界の治安のため、(戦闘用)ロボットと無人偵察機の市場を掌握している多国籍企業オムニ社は、このロボットを米国にも持ち込み販売しようとするが、ロボットが治安を担当しているという事実に拒否感を感じている反対世論にぶつかり、困難を経験することになる。

この世論の反対を乗り越えるためにオムニ社が作り上げた秘策が、人間と機械を結合したサイボーグ警官、「ロボコップ」である。人間の感性を持ちながらも、ロボットのように正確で効率的な活躍を見せるサイボーグ警官「ロボコップ」を使って、最終的に、ロボットが治安を担当する世の中に対して、市民が自然に受け入れるということだ。

このロボコップのプロジェクトを実現させるために、オムニ社のノートンという天才の脳科学者を説得する一方、犯罪集団を追っている途中で車のテロで重傷を負った警察官アレックス·マーフィーを、人間と機械を結合したサイボーグ刑事「ロボコップ」に変身させることになる。

アレックス·マーフィーは、脳に挿入されたチップにより機械化された手足を自分の手足のように操作できるようになり、また、コンピュータと接続されたこのチップを使って、無限の情報をダウンロードするか、インターネットを通してリアルタイムに状況を検索することができるようになる。最先端のロボットと脳科学により、人間の限界を超えた「ポストヒューマン」 posthuman 、トランスヒューマニズムの用語では、 H +という新人類を誕生させたのだ。

アレックス·マーフィーをロボコップに変身させた天才脳科学者ノートン博士


ロボコップのコア技術は、脳に移植されたチップによりロボットの手足を動かして、コンピュータの情報を取得することである。
"何年もの間、人間の脳を"
"ロボットと接続させる研究は大変発展しています。"
"最近では、脳にチップを挿入し、コンピューターと接続させることができます。"
製作者は、trailerの中で、脳にチップを移植してコンピュータと接続させる技術は既に完成していると説明している。
脳に挿入するチップを開発しているGoogleは、最近6ヶ月の間に、8社ものロボット会社を買収している。 Googleはロボコップを造っているのだろうか?





問題は、映画の中のシーンのように、脳に挿入されたチップが開発者の意図に応じて動作を停止する時、サイボーグ刑事であるロボコップでさえも、まるで電源が切れたロボットのように一瞬にして動作を止めて、崩れてしまうということだ。人間を神の境地へ導くと言って宣伝し、開発しているトランスヒューマニズムの技術が、別の面で人間を操り人形のように制御する技術であることを示している。

彼らは、いろいろな口実をつけて、私たちの脳にチップを打ち込もうと試みているが、チップを打ち込まれた瞬間に私たちは、いつでも映画の中のロボコップのように、徹底的に彼ら(このチップを打ち込んだ人)の制御を受ける本物の「ロボット(人形)」になってしまうという事実を知らなければならない。

脳にチップが挿入された瞬間から、我々はこれを統制する者たちの奴隷(操り人形)になるだろう。

http://japanese412.blogspot.com/2014/02/blog-post_23.html



2 件のコメント:

  1. いや何でチップが埋め込まれたら制御を受けるのですか?
    世界には生存権やプライバシーの権利を認める憲法の国が多いのです
    🇰🇵のような独裁国家ならまだしも自由主義下でそんなこと起こりますか?

    陰謀より法華経を信じ南無妙法蓮華経と唱えてください

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  2. 上の方に決して同意するわけではありませんが、新しい技術だからどんどん活用しても良いのではないですかね

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