契約の箱は、失われたのではなく隠されている。

ラビChaim Richmanは私を暗い部屋へ案内し、ひげをなでながらスマートフォンを取り出した。彼が特別に制作したアプリを動作させ部屋を明るくした。そして、スクリーンを再度叩き、重いカーテンを開いた。そこに黄金色に輝く（私の予想より小さかった）契約の箱が置かれていた。

"これは本物の失われた（lost）契約の箱ではありません。実物は、ここから1キロ離れたところに隠されています。ソロモン王の時代に造られた地下室にあります。"彼の言葉に私は不確かな目を送った。

"本当です。ユダヤ人たちには、何世代にもわたって受け継がれてきた契約の箱の正確な場所についての情報があります。これまで失われた契約の箱を見つけるためのいくつかの試みがあったが、誰もこれに対してユダヤ人に聞いた人はいなかった。我々は何千年も前からすでにそれがある場所を知っていました。神殿の丘下を掘り出せば、これを発見することになります。しかし、この地域は、今のイスラム教徒たちによって制御されています。"

原文記事 >>　 The rabbi, the lost ark and the future of Temple Mount

ユダヤ人の伝承によると、ヨシヤ王の時に隠された契約の箱がある神殿が神殿の丘の下に隠されていることが分かっている。

*エルサレムの神殿が再建される場合、神の臨在を象徴する契約の箱をどこで手に入れるかに対して疑問があった。今まで、エルサレムの神殿が破壊された後、姿を消した契約の箱が果たしてどこにいったのかいくつかの主張があった。何人かの人たちは、A.D.70年ローマによってエルサレムが滅亡した時、契約の箱がローマ人に奪われたが、この時奪われた契約の箱をローマのバチカンが今まで保管しているという主張をしている。しかし、このような主張は、ソロモンの神殿（第1神殿）が最初に破壊された時消えた契約の箱について説明を打ち出せずにいる。

ソロモンの神殿が破壊された時に契約の箱がエチオピアに移動して、今まで保管されているという主張もある。しかし、ユダヤ人の伝承によると、ソロモン王が最初の神殿を建てる時に、すでに彼は神から与えられたインスピレーションによって、将来建てられる神殿が破壊されることを知っていたという。神殿が破壊されることを事前に知っていて、その神殿が破壊された時、そこにある契約の箱のような重要な神殿を隠して置くためにソロモンの神殿の地下に複雑な迷路を通らなければ入ることができない部屋を造ったのである。

ミドラーシュ伝承によると、ソロモンの神殿が破壊される40年前のヨシヤ王の時、レビ人に命じて、 契約の箱とメノーラーのような重要な神殿を適切な場所に隠しておいたという。まさにこの秘密の場所に関する情報が、ユダヤ人たちに伝承されているということだ。

ゴグとマゴグ戦争の後、神殿の丘の統制権がイスラム教徒からイスラエル側に託されれば、ユダヤ人たちは、すぐにそこに隠されたこの遺物を発掘し、新たに建設される第3神殿に安置しようとする。失われた（ lost ）、隠された（ hidden ）契約の箱の発見により、神殿再建の隠れた絵が完成される。

関連記事>> The Ark(The Temple Institute)

契約の箱の発見により、神殿再建の隠れた絵が完成されるだろう。

http://japanese412.blogspot.com/2013/09/blog-post_26.html